世界のスノーボード人口推移:ブームから減少へ

ウインタースポーツとしてのスキーやスノーボードは、1980年代後半から90年代にかけて、特に若者を中心にブームが起きました。その結果、スキー・スノーボード人口は1993年にはピークの1860万人に達しました。しかし、その後のバブル経済の崩壊やレジャーの多様化などにより、人口は減少傾向に転換しました。

スノーボードの普及に課題

90年代にはスノーボードが特に人気を集めましたが、その普及には課題がありました。スノーボードは両足の動きがとりにくく、リフトに乗る際にはボードを外さなければならないなど、一部のユーザーにとっては面倒なスポーツでした。その結果、若者以外の層にはあまり普及しませんでした。

インバウンドの影響

2000年代以降、スキー・スノーボード人口を下支えしたのがインバウンド(訪日外国人)でした。オーストラリアや中国などのアジアからの観光客が、雪質の良さを求めて北海道のニセコ地区や長野県の白馬地区などを訪れるようになりました。その結果、2018年には訪日スキー・スノーボード人口が96万7000人まで拡大しました。

コロナウイルスの影響

しかし、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大により、入国制限が施行され、訪日客が激減しました。国内でも新型コロナ対策の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用による都道府県をまたぐ人の移動の制限や自粛ムードの高まりなどの影響を受け、スキー・スノーボード人口は430万人とピークの約4分の1にまで落ち込みました。

以上のように、スノーボード人口は様々な要因により変動してきました。

SGTAとして今後グランドトリックを使いどのような層に当て込み盛り上げていけるのか仲間と活動していく。